2月22日(水)に、第9回花緑フォレスターズを実施しました。 上の写真は、「冬至」「大寒」「春分」などといった『二十四節気』についてお勉強しているところです。
ちなみに、この頃は「雨水(うすい)」といって、雪が雨に変わり、忍び寄る春の気配が感じられる季節です。
この日はさほど寒くない日でした。 上の写真は、作業前の下見で、KY(危険予知)をしているところです。
今回の特徴は、①わりと狭い範囲で大勢が作業をすること。 安全確認とコミュニケーションの力が試されます。
もうひとつの特徴は、②間伐がメインの作業になること。 木と周囲の状況をよく見、しっかりと準備をして確実に仕事を進めることが求められます。
どのように作業を進めるか、よく相談をします。
「ムカデはしご」を設置します。
できるだけ高い位置にロープを付けます。
木が倒れると、下の小さな木が傷むので、前もってロープで両側に避難させておきます。 伐り倒す木にノコを入れる者は、この間にうまく木が倒れるよう、丁寧に切り口を入れます。
伐倒方向に入れる切り口を「受け口」といいますが、これをしっかりつくることが非常に重要な仕事です。 うまくできているか確認しながら、丁寧に切っていきます。
「受け口」ができたら、反対側から「追い口」を切ります。
ロープで引っ張ります。 人間の背丈の何倍もある木が倒れる時、辺りには緊張と興奮の空気が漂います。
うまく倒れました。 すっかり散策道をふさいでいます。 ここからがまたたいへん。 たくさんの枝を切り落とします。 幹は、工作物の材料として活用する予定です。
こちらでも、倒した木の解体です。 下から見上げているときに思ったよりも量が多くてたいへん。
初めての人にも多くの体験をしてもらいたい、という先輩の配慮があります。 「ムカデはしご」にのぼってみただけで、ずいぶんと景色が変わるのです。
こちらでも木を伐り倒しています。 今回が参加二回目の方が切り手です。 チームで力を合わせて、楽しそうに作業を進めています。
こちらは慣れた方。 はしごにのぼって、もくもくと枝を切っています。
切り株も、地面に近いところで切って、きれいにしておきます。 それにしても、こんなに狭い範囲でこれだけの人が安全に作業を進められるなんて、何て素晴らしいチームワークなんだろう!
切り株を使って、切り方を練習している、勉強熱心な方たちです。
作業を終えて、にっこり、ほっこり。 辺りの空も、明るくなっていました。
(シマヤマン)