2010年12月27日
森で遊ぼう
初めまして!
花緑公園のもう一人の森林レンジャー、島山(シマヤマン)です。
森林レンジャーって何じゃー?って思う人がいるかもしれないので、あらためてご説明しましょう。
現在、滋賀県には「琵琶湖森林レンジャー」と呼ばれる人が5人います(ゴレンジャー!)。
その5人のうちの2人が、近江富士花緑公園で働いているのです(ちーレンジャーとシマヤマン)。
シマヤマンは今まで仕事をサボッていたわけではないのですが、このブログに登場するのは初めてです。 これからは時々情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。

ところで、上の写真は、昨日の朝に、公園の広場で撮影したものです。 この数日間はずいぶん冷え込んでいますが、足下を見ると、こんなふうに霜柱(しもばしら)が立っています。 蟻(あり)の視点になってみると、まるでグランド・キャニオンのようですね。
こんなに寒い冬で、公園を訪れる人もまばらですが、自然界にお休みはありません。 木の葉が散り、閑散とした森はまるで休んでいるようにも見えますが、よく見ると、もう春の準備が進んでいます。

目を上げると、木の枝の先にこんなものが付いています。 これは冬芽(ふゆめ)と呼ばれるものですが、このような姿で冬を越し、春になると芽吹くのです。 この写真の冬芽は、まるで毛皮のコートみたいでしょう? 指で撫でるとフワフワです。
自分でもこの冬芽を見てみたい、撫でてみたい、と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、ごめんなさい、花緑公園は今日から年末年始の休園に入りました。 でも大丈夫。 あなたの近くの公園や、野山でも、いろんな木の冬芽が観察できると思います。

ところで。 冬の森の楽しみは、他にもあります。 冬の森は、落葉樹の葉が落ち、スッキリとした感じです。 また、今の季節は太陽が低いところにあるので、日差しが横から入ります。 なので、とても明るく、見通しの良い感じなのです。
このような条件で、良く見えるものと言えば・・・そう、野鳥の姿です。 昨日の朝、私が森へ行きますと、ずいぶん賑やかでした。 今の季節は、混群(こんぐん)といって、異なる種類の鳥が群れをつくって、餌になるものを探しながら、木から木へと移動していく様子に出会うことができます。 エナガ、メジロ、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラなどの鳥が一度に見られるこの混群の様子は、とっても素敵で嬉しいものです。

どうです、冬の森へ出かけてみたくなりましたか? 冬の森の楽しみをもう一つ、ご紹介しましょう。 他の季節と比べて、冬には草木の実を見かけない気がしますが、そんなことはありません。 下の写真のような実を見つけたことはありませんか?

これは、その名も「フユイチゴ」といって、寒くなってきたときに実がつくものです。 美味しそうな名前ですが、実際美味しいのです。 小さな実を指先で摘みとって口に入れると、何とも甘ずっぱい良い味が口の中に広がります。 残念ながら、花緑公園内は動植物の採集禁止なので、花緑公園のフユイチゴはとって食べないでくださいね。
それでは、今日はこれぐらいにしておきます。 よかったら近くの公園や野山に出かけてみてください。 もちろん、とっても暖かい恰好で。 それから、年が明けたら、花緑公園にも遊びに来てください。 お待ちしています。
(シマヤマン)
花緑公園のもう一人の森林レンジャー、島山(シマヤマン)です。
森林レンジャーって何じゃー?って思う人がいるかもしれないので、あらためてご説明しましょう。
現在、滋賀県には「琵琶湖森林レンジャー」と呼ばれる人が5人います(ゴレンジャー!)。
その5人のうちの2人が、近江富士花緑公園で働いているのです(ちーレンジャーとシマヤマン)。
シマヤマンは今まで仕事をサボッていたわけではないのですが、このブログに登場するのは初めてです。 これからは時々情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。
ところで、上の写真は、昨日の朝に、公園の広場で撮影したものです。 この数日間はずいぶん冷え込んでいますが、足下を見ると、こんなふうに霜柱(しもばしら)が立っています。 蟻(あり)の視点になってみると、まるでグランド・キャニオンのようですね。
こんなに寒い冬で、公園を訪れる人もまばらですが、自然界にお休みはありません。 木の葉が散り、閑散とした森はまるで休んでいるようにも見えますが、よく見ると、もう春の準備が進んでいます。
目を上げると、木の枝の先にこんなものが付いています。 これは冬芽(ふゆめ)と呼ばれるものですが、このような姿で冬を越し、春になると芽吹くのです。 この写真の冬芽は、まるで毛皮のコートみたいでしょう? 指で撫でるとフワフワです。
自分でもこの冬芽を見てみたい、撫でてみたい、と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、ごめんなさい、花緑公園は今日から年末年始の休園に入りました。 でも大丈夫。 あなたの近くの公園や、野山でも、いろんな木の冬芽が観察できると思います。
ところで。 冬の森の楽しみは、他にもあります。 冬の森は、落葉樹の葉が落ち、スッキリとした感じです。 また、今の季節は太陽が低いところにあるので、日差しが横から入ります。 なので、とても明るく、見通しの良い感じなのです。
このような条件で、良く見えるものと言えば・・・そう、野鳥の姿です。 昨日の朝、私が森へ行きますと、ずいぶん賑やかでした。 今の季節は、混群(こんぐん)といって、異なる種類の鳥が群れをつくって、餌になるものを探しながら、木から木へと移動していく様子に出会うことができます。 エナガ、メジロ、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラなどの鳥が一度に見られるこの混群の様子は、とっても素敵で嬉しいものです。
どうです、冬の森へ出かけてみたくなりましたか? 冬の森の楽しみをもう一つ、ご紹介しましょう。 他の季節と比べて、冬には草木の実を見かけない気がしますが、そんなことはありません。 下の写真のような実を見つけたことはありませんか?
これは、その名も「フユイチゴ」といって、寒くなってきたときに実がつくものです。 美味しそうな名前ですが、実際美味しいのです。 小さな実を指先で摘みとって口に入れると、何とも甘ずっぱい良い味が口の中に広がります。 残念ながら、花緑公園内は動植物の採集禁止なので、花緑公園のフユイチゴはとって食べないでくださいね。
それでは、今日はこれぐらいにしておきます。 よかったら近くの公園や野山に出かけてみてください。 もちろん、とっても暖かい恰好で。 それから、年が明けたら、花緑公園にも遊びに来てください。 お待ちしています。
(シマヤマン)
Posted by
琵琶湖森林レンジャー
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11:32
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森からの便り